化粧品市場
化粧品市場はどれくらいの市場規模なのでしょうか。色々なデータがあるなかで、2018-2019年の化粧品業界の業界規模（主要対象企業16社の売上合計）は2兆2,987億円となっております。
経済産業省生産動態統計によると2018年の化粧品出荷額は前年比3％増の1兆6,941億円となり、化粧品市場は2012年から右肩上がりで、2018年は過去最高額を記録し、3年連続で前年を上回っております。
ちなみに販売チャネル別では百貨店での化粧品販売市場が好調に推移しており、5,604億円と前年よりも約10％増加しております。百貨店の化粧品部門についてはずーっと好調を続けており、45ヶ月連続で売上が伸びており、都心にある大型の百貨店を中心に化粧品売り場を拡大する動きもあるようです。
では何故このような好調が続いているかというと、その最も大きな要因としてあげられるのが訪日外国人の需要をうまく百貨店が取り込めたことです。これによって国内の化粧品市場拡大につながっております。
観光庁の訪日外国人消費動向調査によると、訪日外国人の中でも特に中国人の化粧品消費金額が突出しており、その平均購入価格は54,000円と他国に比べて圧倒的に高くなっております。
もちろんインバウンド需要による売上拡大の影響は大きいのですが、日本に在住している購入価格も上がっております。特に大手企業が開発したシワ改善に効果的のある化粧品を開発・販売以降「美白」「エイジングケア」の高機能化粧品が数多く発売され、若い世代から中高年層まで幅広い世代で購入されております。